Cartier レディース腕時計 マスト ヴァンドーム ヴェルメイユ

腕時計『マストヴァンドーム』はやや低迷していたカルティエを復活させるために、1973年ロバート・ホックとアラン＝ドミニク・ペランがタッグを組み「LES MUST DE CARTIER(レ・マスト・ドゥ・カルティエ)」という言葉「誰もが持っていなければならない製品ライン」というコンセプトから始まりました。

3代目であるルイ・カルティエがかつてデザインしていた『ルイ・カルティエ・コレクション』を復活させ、その中で展開されていた数点のモデルの中に時計の「ヴァンドーム」がありました。「ヴァンドーム」とは、パリのカルティエ本店や一流ブランドが並ぶヴァンドーム広場から名がつけられています。

復活させた「ヴァンドーム」の起源は古く、1920年代のパリでルイ・カルティエとヘミングウェイが乗っていた馬車のシャフトのアタッチメントから着想を得て角型の時計として発表されたと言われています。
このケースとブレスレットの接続部分にシャフト・アタッチメントが用いられるデザインにより、1933年には「ヴァンドーム」のケースで特許の取得を取得します。時がたち1980年代に入ると丸型のケースデザインの「ヴァンドーム」が登場します。

今回ご紹介する「マスト ヴァンドーム」のケース素材には 《シルバー925》に《18K》を貼り付ける加工方法「ヴェルメイユ 」 が使用されています。通常のメッキ加工に比べ、ゴールドを分厚く貼り付けることにより、長期間使用してもシルバーが表面に出てきづらく、綺麗な金色を保つことが出来ます。

ちなみに、ご紹介の商品も1990年頃に生産されたモデルと思われますが、約30年以上経過していても、小傷などはありますがゴールドの風合いは保たれています。

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