エルメス シェーヌダンクルとは?2024 サイズ・定価も徹底解説!
2024.08.22
カテゴリ: HERMES(エルメス)
目次
■ シェーヌダンクルとは?
1937年、エルメスの4代目社長、ロベール・デュマはノルマンディー海岸を散歩しながら船を見ていました。彼の目を引いたのは、それらを留めていた錨(いかり)の鎖。これにインスパイアを受け、現在のアイコニックな「Chaine d’Ancre(シェーヌ・ダンクル)」モチーフが誕生しました。
これはエルメスの哲学の本質である「目の知恵」と、実用性と美しさの調和の取れたバランスを体現しています。
そして、1938年にメゾン(エルメスのフランス語での呼称)は未知の領域に踏み込み、最初のシルバーの「シェーヌ・ダンクル」ブレスレットを制作しました。それ以来、このモチーフは無限のインスピレーションの源となり、さまざまな素材と形状を活用しながらも、その本質を守り続け現在に至ります。
◆ シェーヌダンクルにはどんな種類がある?
シェーヌ・ダンクルには多くの種類があり、そのデザインは幅広いアイテムに展開されています。
以下に、いくつかの一般的なシェーヌ・ダンクルのアイテムの種類を紹介します:
ブレスレット
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ブレスレットは特に人気があります。これらは鎖のモチーフを使用し、金や銀、レザーなどさまざまな素材で制作されています。幅やデザインも異なり、装着する楽しさがあります。 |
ネックレス
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ネックレスは首元にエレガントで特別な装飾を提供します。これらもさまざまな素材で作られ、個々の好みに合わせて選ぶことができます。 |
ピアス |
ピアスは耳元を飾る美しいアクセントとなります。金属や宝石を組み合わせたバリエーションもあります。 |
リング
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リングは指に華やかさを加えるアクセサリーです。シンプルなデザインから複雑なものまで、さまざまなスタイルが用意されています。 |
時計 | シェーヌ・ダンクルのモチーフがデザインされた腕時計も存在します。これらの時計はエレガントで洗練された印象を与え、ファッションステートメントとして楽しむことができます。 |
バッグ |
バッグもあります。エルメスの伝統的なクラフトマンシップとデザインを楽しめるでしょう。 |
食器 |
エルメスの得意とする「エレガンス」さが陶器の上でも繰り広げられています。 |
その他
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スカーフリングやシューズなどにもシェーヌダンクルは採用されています。 |
◆ ブレスレットのサイズ展開は?
「シェーヌダンクル」の中でも1番人気と言われているのがブレスレット。ブレスレットには現在5つのサイズ展開があり、女性に一番人気があると言われているのが「PMサイズ」です。男性には「GMサイズ」が一番人気のようです。
以下に、ブレスレットのサイズ展開を紹介します。
TPM(PPM) |
通称PPMとも呼ばれる1番小さなサイズです。生産終了となっていた期間もありましたが、最近復活しました。1コマの大きさは約0.9cmです。 |
PM |
PMサイズは一般的にエルメスのブレスレットの中でも女性に最も人気があると言われているサイズです。1コマの大きさは約1.4cmです。コマ数は14~22コマ。 |
MM |
女性でも男性でも付けられる大きさです。1コマの大きさは約1.7cm。コマ数は13~19コマ。 |
GM |
GMサイズは比較的大きめのサイズです。男性には1番人気があります。1コマの大きさは約2.1cmです。コマ数は10~17コマ。 |
TGM |
1番大きなTGMサイズは存在感もあります。1コマの大きさは約2.4cmです。コマ数は9~13コマ。 |
ブレスレットのサイズ選びは、個人の手首のサイズと好みに合わせて行うことが重要です。実際に装着する際、手首周りのサイズは合っていてもある程度余裕がないと装着に苦労することがあります。
こちらは手首周りが約17cmの男性がTGM(全長 約25cm・13コマ)を付けた画像です。だいぶ余裕があるかと思いますが、付けるときは結構ギリギリでした。
同じサイズでもコマの数でかなり手首周りに違いがあります。下の画像はGMの12コマと14コマです。大分長さが違うのが分かると思います。
ですので、ご自身の手首周りのサイズがどのくらいなのか?をしっかりと事前に計測しておくことが大事です。メジャーで手首周りを測り、下の表を参照しながらサイズを決めていただければ幸いです。目安としてはご自身の手首周りより2cm~3cmくらい大きめが1人でも装着できるサイズかと思います。
例)手首周り約17.5cmですので、MMの18コマやGMの14コマ、TGMの13コマ辺りが適当と思われます。
シェーヌダンクル ブレスレット サイズ目安表 |
||
サイズ | コマ数 | 手首周り |
PM
|
14 | 約12.2cm |
15 | 約12.7cm | |
16 | 約13.7cm | |
17 | 約14.5cm | |
18 | 約15.2cm | |
19 | 約16.0cm | |
20 | 約16.8cm | |
21 | 約17.8cm | |
22 | 約18.5cm | |
MM |
13 | 約14.1cm |
14 | 約15.2cm | |
15 | 約16.3cm | |
16 | 約17.5cm | |
17 | 約18.6cm | |
18 | 約19.8cm | |
19 | 約21.0cm | |
GM |
10 | 約13.6cm |
11 | 約15.0cm | |
12 | 約16.4cm | |
13 | 約17.8cm | |
14 | 約19.3cm | |
15 | 約20.8cm | |
16 | 約22.3cm | |
17 | 約23.9cm | |
TGM |
9 | 約14.4cm |
10 | 約15.7cm | |
11 | 約16.9cm | |
12 | 約18.2cm | |
13 | 約19.5cm |
試着できるようでしたら試着するのが一番です。当店ではシェーヌダンクル製品は全て試着できますのでお気軽にご来店ください。
◆ シェーヌダンクル コマ足しの値段・費用は?
現行タイプのシェーヌダンクルであればコマの追加/削減はエルメス正規店で有料ではありますが対応して頂けます。太ってしまった、痩せてしまった。または自分に適したサイズがなかなか見つからず、少し小さいのを承知で購入したなどの場合に利用するとよろしいかと思います。
アイテム名 |
金額(税込) |
ブレスレットGM |
1個 23,100円 2コマ目以降は3,850円×コマ数 |
ネックレスGM |
1個 33,000円 2コマ目以降は3,850円×コマ数 |
修理期間は材料が国内にある場合は約3週間~。ない場合はフランスのアトリエにて修理となるため約6ヶ月~となっています。
また、現在はコマ足しに制限があり最大3コマまでとなっているようです。
(2024年9月現在)
<コマ足し修理費用 参考例>
ブレスレットGM シルバーに3コマ追加する場合の費用
1コマ:23,100円
2コマ目以降:3,850円×コマ数
※今回の場合は3コマなので1コマ+2となります。
よって、
23,100+(3,850×2)=30,800円(税込)
となります。
参考になれば幸いです。
(2024年9月現在)
◆ シェーヌダンクルの定価は?
シェーヌダンクルには様々なタイプのアクセサリーがありますが、その中から代表的なアイテムの定価を紹介します。
(2024年9月現在)
商品名 |
参考定価 |
シェーヌダンクル ブレスレット
|
PM:228,800円 MM:247,500円 GM:266,200円 TGM:286,000円 |
シェーヌダンクル ブレスレット アンシェネ
|
MM:116,600円 |
シェーヌダンクル ネックレス
|
PM:333,300円 MM:380,600円 GM:427,900円 |
シェーヌダンクル ネックレス アミュレット
|
93,500円 |
シェーヌダンクル リング アンシェネ
|
PM:85,800円 GM:108,900円 TGM:———円 |
◆ シェーヌダンクルの刻印の種類
先述の通り、シェーヌダンクルは1938年に初めて製造されました。そして現代に至るまでに数々のマイナーチェンジを繰り返しています。初期の頃はコマの形に丸みが少なく長方形に近い形でしたが、現在はご存知の通りの楕円形です。
また、素材も違いました。今ではシルバー925が使用されていますが、1960年代~70年代初頭まではシルバー800という素材だったそうです。シルバーの比率が少ない分、800のほうがマット感があったようです。
そして、素材が違えば刻印も変わるように、シェーヌダンクルも年代により様々な刻印タイプがあります。
『HERMES』のみのヴィンテージ品
『筆記体』が特徴のヴィンテージ品
通称『スタンプ刻印』と呼ばれる刻印
『製造番号』が入るようになった2010年代後半
現行品は『レーザー刻印』
これら以外にも『Ag925』がある/ないタイプなど、違うタイプの刻印が存在します。入手次第、新たに紹介させていただきます。
◆シェーヌダンクル まとめ
1. 歴史と伝統
Chaine d’Ancre(シェーヌダンクル)は、1938年にエルメスのデザイナー、ロベール・デュマによってデザインされました。このデザインは、船のアンカー(錨)チェーンからインスピレーションを受けており、エルメスの歴史とフランスの伝統的な工芸に深く根ざしています。その歴史的背景と伝統が、アイテムに高い価値を与えています。
2. エルメスならではの品質
エルメスは、最高級の素材と熟練の職人による製造で知られています。Chaine d’Ancre(シェーヌダンクル)も例外ではなく、シルバーやゴールドなどの高品質な素材を使用し、精緻な技術で作られています。この品質の高さが、長年にわたり愛用され続ける理由の一つです。
3. タイムレスなデザイン
シンプルでありながら独特なデザインが、時代を超えて愛されています。クラシックでありながらもモダンな要素を持ち合わせており、どの時代のファッションにもマッチするため、幅広い年齢層に支持されています。
4. シンボルとしてのステータス
エルメスは、ラグジュアリーブランドとして世界的に認知されており、Chaine d’Ancre(シェーヌダンクル)はその中でも特に象徴的なアイテムです。このジュエリーを身に着けることは、ファッションセンスの高さや社会的ステータスを示すシンボルとされています。
5. 多様なバリエーション
Chaine d’Ancre(シェーヌダンクル)は、ブレスレットだけでなく、リングやネックレスなど、さまざまなジュエリーに展開されています。また、素材やデザインのバリエーションも豊富で、自分のスタイルに合ったアイテムを選ぶことができます。この多様性が、より多くの人々に支持される要因となっています。
これらの要因が組み合わさり、HERMESのChaine d’Ancre(シェーヌダンクル)は世界中で高い人気を誇っています。
以上、シェーヌダンクルについて、簡単ではありますが説明させて頂きました。
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