LOEWE ロエベ フォント トート スモール

ロエベは、ドイツ出身の革職人エンリケ・ロエベ氏がスペインで最高級の革製品に出会ったことから始まりました。1892年スペイン・マドリードのプリンシペ通りに、店舗併設の工房の「Ｅ.ロエベ・ブティック」をオープン。当時はまだスペインで商品を陳列するスタイルの店舗は珍しいため大変話題となりました。

最高級の素材と職人の技で作り上げる高品質な革製品は、当時の有力な顧客であったコンキスタ公爵夫人によって王室に紹介され、スペイン王アルフォンソ13世がロエベを愛用するようになり王室御用達の称号を授かります。その後もアルフォンソ13世と王妃はブティックに何度も訪れたそうです。こうして、ロエベはすでに1900年代初頭には、スペイン国内での地位を確立していたのです。

それからも上質なレザーと縫製の良さ、そしてロエベの技術から生み出されるデザイン性は世界に認められ、トップブランドに成長していきます。1985年にルイ・ヴィトン社と提携し、96年にはLVMHの傘下に。これを機にブランドイメージを一新。若手のデザイナーを起用し、新しいシリーズを次々に発表しています。

中でもロエベに新風を巻き起こしたのは「J.W. ANDERSON」でも有名なジョナサン・アンダーソン（Jonathan Anderson）でしょう。

2013年に「ロエベ」のクリエイティブ・ディレクターに就任し、約10年にわたってブランドを指揮。「ロエベ」の人気シリーズ「パズル」や「ハンモック」「バスケット」などを数々生み出してきました。

今週おすすめするバッグ、『フォント トートバッグ』も彼がデザインしたバッグです。

しかし、2025年に退任が発表され、2025年4月7日より新たにクリエイティブ ディレクターとして元プロエンザ スクーラー（PROENZA SCHOULER)のジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスが就任することが発表されました。

ジョナサン・アンダーソン期のロエベをお求めの方は是非シシィ・ジャポンにお越しください。

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