【シシィ・ジャポン マガジン Vol.62】今週の一品。ロエベ アナグラムブローチ
2024.12.06
カテゴリ: SiSSY.Japon Magazine
◆ SiSSY.Japon Magazine
今週の一品。 | |
LOEWE アナグラムブローチ |
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今回はロエベのアナグラムについてのお話です。まずは歴史から… ロエベは1846年に数人の皮革職人たちがスペインのマドリードに小さな皮革工房を立ち上げたのが始まりです。初めはバッグ、財布、葉巻・煙草入れなどの革製品のみを販売していましたが、1872年にドイツの職人だったエンリケ・ロエベ・ロスバーグがマドリードを訪れて工房を見学した際に、職人たちの技術、素材や品質の高さに強く感銘を受け、その後パートナーとして働くことになります。そして、自身の名の入った「ラグジュアリー・レザーハウス・ロエベ」の名でブランドを立ち上げました。高い技術のロエベの職人が作る製品は、マドリードの貴族たちの間で評判となり、それ以降ブランドの規模を拡大しつつ、王族、角界の著名人の御用達ブランドに成長します。 中でも1965年には、婦人向けのウィメンズ・プレタポルテをスタート。プレタポルテ部門を4代目のオーナーであるエンリケ・ロエベ・リンチが立ち上げ、最初のデザイナーにあのカール・ラガーフェルドやラウラ・ビアジョッティなどを迎え入れました。
そしてとうとう1970年に、ロエベのブランドの象徴となるアナグラムが発表されます。
筆記体「ℒ」を四つ合わせたアナグラムはスペインの画家ヴィンセント・ヴェラによってデザインされました。このロエベのアナグラムは最高級レザーの品質を保証するクオリティーマークとしての意味合いもあり、このロゴが入っているだけで最高品質の物だと分かります。
それから約45年が経った2014年に新たなクリエイティブディレクター、ジョナサン・アンダーソンのもとリニューアルされました。
以前のものより線が細くなり、よりシンプルですっきりとモダンな印象になりました。
その新たなロエベの象徴でもあるアナグラムのブローチは今も年齢、性別を問わず人気のアイテムです。
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