18金・K18・18K・750とは?24金とは違うの?買取出来る?
2023.08.30
カテゴリ: 買取・委託実績
目次
■ 金(GOLD)とはどんな金属?
金(GOLD)はその美しさと希少性から何世紀にもわたって珍重されてきた貴金属です。宝飾品、投資、産業用途など、さまざまな目的で使用されています。 そして、近年の高騰化により、より一層の注目が集まっています。 そんな中でよく耳にするのが24金や18金といった用語です。日本語ならともかく、K18?18K?750?といったワードも目にすることが増えたかと思います。 そこで今回は主な金の種類や用語の解説を紹介させて頂きます。
◆ 主な金の種類
1. イエローゴールド(YG)
これは、ジュエリーに使用される最も一般的で伝統的なタイプのゴールドです。純金(24カラット)は実用には比較的柔らかいため、耐久性と強度を高めるために銅や銀などの他の金属と合金化されます。
2. ホワイトゴールド(WG)
ホワイトゴールドは、金とパラジウム、ニッケル、亜鉛などの他の白い金属の合金です。外観を向上させ、光沢のある白い仕上げを施すために、ロジウムの薄い層でコーティングされることがよくあります。ホワイトゴールドはモダンな外観で人気があり、婚約指輪やその他の高級ジュエリーによく使用されます。
3. ピンクゴールド(PG)
ローズゴールド、またはレッドゴールドとも呼ばれるピンクゴールドは純金と銅合金の混合物から生まれる温かみのあるバラ色の色合いです。混合物中の銅の量が多いほど、赤みがかった色合いが強くなります。ピンクゴールドは、そのユニークでロマンチックな外観で人気を集めています。
以上のように、金の中にも色々な種類があります。表記の仕方も例えば18金のホワイトゴールドならK18WGと書いてあることも多いです。
それでは次はそのK18・18K・750の違いを説明したいと思います。
◆ 18金?K18?18K?750?違いは?
18金・K18・750らは金の純度を表しています。金の純度とは、金がどれだけ純粋な状態で含まれているかを示すものです。金はそのままだと柔らかくて弱いため、他の金属と混ぜて強くすることがあります。純金は100%の純度を持っていますが、実際の使用では他の金属と合わせて使うことが多いです。
例えば、18金の場合、金の中に他の金属が混ざっていて、純金の部分は全部の中で約75%です。残りの25%は他の金属です。純度が高いほど金の価値が高まりますが、使いやすさを考えて他の金属と混ぜることもあります。
つまり、金の純度は金の中に純金がどれだけ含まれているかを表していて、純金の割合が高いほど価値が高いとされます。
世界中で金の純度を示すために使われる表示方法は、カラット数と金の含有率を示す数値です。以下に一般的な表示方法を詳しく説明します。
・K18とは
これは金の品質を示すカラット数の表記方法です。”K” は「karat(カラット)」を意味し、「18」はカラット数を表します。カラット数が高いほど、金の純度が高いことを示します。具体的には、この表記は金の含有率が24分の18、つまり約75%であることを示します。残りの25%は他の金属からなる合金です。日本製の18金はこの表記となります。
・18Kとは
こちらも金の品質を示す方法で、英語圏でよく使われます。”18K” という表記は、18カラットの略称です。純金の含有率が24分の18、すなわち約75%であることを意味します。この表記は英語圏などで一般的です。
・750とは
これは金の含有率を‰(パーミル)表記(千分率)で示す方法です。金の含有率を1000で割った値を表すことから、この場合、純金の含有率が750千分の750、つまり75%であることを示します。
要するに、これらの表記方法はすべて同じことを指しています。
18金=K18=18K=750
金の品質が高いほど、純度が高く価値があるとされます。どの表記法も、金の含有率が約75%であることを示しています。国や地域によって異なる表記方法が使われることがありますが、基本的な意味は共通なのでした。
以下に主な金の純度をまとめました。
・K24 (24金/24K/1000) |
これは純金の表記です。金が100%純度で含まれています。柔らかいため、ジュエリーや品物に使う際には他の金属と混ぜることが一般的です。 |
・K22 (22金/22K/917) |
金の中に他の金属が少し混ざっています。純金の部分は約91.7%で、残りの部分は他の金属です。高い純度を持ちつつ、少し強くて耐久性があります。 |
・K18 (18金/18K/750) |
純金の部分が約75%で、残りの部分は他の金属です。ジュエリーで一般的に使われるカラット数で、美しさと耐久性のバランスが取れています。 |
・K14 (14金/14K/583) |
純金の部分が約58.3%で、他の金属が残りの部分です。耐久性が高く、お手頃な価格のジュエリーによく使われます。 |
・K10 (10金/10K/417) |
純金の部分が約41.7%で、他の金属が残りです。非常に耐久性が高く、主に強いジュエリーや実用品に使われます。 |
予備知識として中国での金の品質表記もご紹介します。
・万足金 |
K24(24金・純金)相当 |
・千足金 |
K21.6~K22(22金)相当 |
・足金 |
K20(20金)相当 |
◆ KaratとCaratの違い
金に関する「カラット(Karat)」の用語は、しばしば宝石の「カラット(Carat)」と混同してしまうことが多いです。そこでこの2つの違いを簡単に説明致します。
・Karat (kまたはkt)
Karatは金の純度を測定する単位です。これは、ジュエリーや金のオブジェクトにおける純金の割合を指します。Karatは、通常24分の1の分数として表現されます。例えば、24Kの金は純金とされ、18Kの金は75%が金で、25%が他の金属です。カラットシステムは金の純度、それによって価値と耐久性を決定するのに役立ちます。
・Carat (ct)
Caratは、宝石やダイヤモンドの重さを測定する単位です。1ctは200ミリグラムに相当します。この測定は、ダイヤモンド、サファイア、ルビーなどの宝石のサイズと重さを決定するために使用されます。宝石では、ct数が多いほど、より大きくて価値のある石を示すことが一般的です。
◆ 今後の金の価格はどうなる?
過去最高値を更新続ける金の価格ですが、果たして今後もこのまま高騰していくのでしょうか?
現在、金の価格が上がっている理由はいくつかありますが、主な理由は需要と供給のバランスの変化だとも言われています。
要点を以下にまとめると、
1. 需要の増加
人々や投資家が金を求めていることが増えています。金は安定した価値を持ち、不安定な経済や投資環境に対する保険のような存在として評価されています。
2. 経済不安定
経済や政治の不確実性が高まっていると、金は安全な避難先として求められることが多くなります。人々は金を購入して資産を守ろうとする傾向があります。
3. 中央銀行の購入
一部の国の中央銀行が金を購入しているため、需要が増加しています。これは、国際的な経済的バランスを調整する手段として行われています。
4. 通貨価値の低下への対抗
一部の国の通貨が価値を失う中、金は価値の維持が期待され、通貨価値の低下への保護として需要が高まっています。
5. 地政学的リスク
国際的な地政学的なリスクや紛争が高まると、金は安全な避難先として求められることがあります。
6. 供給の減少
新たな金鉱の発見が少なくなっており、金の供給が限られています。これにより、需要が高まっている中で供給が足りなくなっている影響があります。
これらの要因が組み合わさり、金の価格が上昇しています。しかし、金の価格は市場の状況に応じて変動するため、将来的にどのように変化するか、予測をするのはとても難しいですね。
◆ 金を売るならいつがいい?
2018年8月、当時の24金の買取価格は4500円前後でした。それでも当時は高いと言われていたのが、1年後の2019年8月には5500円前後。2020年8月には7200円前後とどんどん上昇していきました。その時から『今が過去最高値です。これがどこまで続くか分かりません』と言ってきましたが、2023年8月、ついに買取価格が10000円を超えようかと・・・。そんな状況になっています。
では、いつ売ったらいいのか?非常に難しいですよね。売るか?もう少し待つか?
上記でも述べたように、国際的な地政学的なリスクや紛争が高まると金の価格が上昇する傾向があります。この先、ロシアによるウクライナ侵攻が解決に向かえば、現在の金価格は大幅に値崩れを起こす・・・そんな可能性もあります。そうなると買取価格も大幅に下がりますので、売ろうかどうか迷っている方はそろそろ決断の時期が迫っているのかもしれません。売った後悔か?売らなかった後悔か?同じ後悔ならどっちがいいのでしょう?購入時と売却時の「差額」をしっかり考慮しておいて下さいね。
買取のご相談は当店までお気軽にお越しください。
以上、金の種類・純度についてでした。
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