シャネル アクセサリーの刻印!数字・アルファベットの意味!

2021.05.27

カテゴリ: CHANEL(シャネル)

CHANEL(シャネル)アクセサリーの刻印!数字・アルファベットの意味!

 


いつもご愛読いただきまして誠にありがとうございます。

東京都国立市のVintage Brand Shop SiSSY.Japon(シシィ・ジャポン)です。

今回はシャネルのアクセサリーについての豆知識を紹介したいと思います。

CHANEL公式サイト

 

 

 

 

 

◆シャネルのアクセサリーの刻印について

 

 

シャネルのアクセサリーについてよく頂く質問として、

『これは何年製のものですか?』

『いつ頃つくられたものですか?』

『刻印はありますか?』

というものがあります。

シャネルのアクセサリーには全てではないですが、本体の裏側などに刻印が入っています。

その刻印を見ればこれらの質問には大体答えられようになっています。

それはなぜでしょうか?

 

 

まず、刻印の種類には直接刻印されているものや、通称「豆」と呼ばれるプレートに刻印されているものなど、年代によって様々です。

2012年製 2001年製 ???年製

左上の画像では12となっていますのでこちらは2012年製。

真ん中の画像では01となっていますので2001年製だということが分かります。

その刻印に刻まれている数字で製造年が判断できる訳ですが、右上のように数字がないタイプも存在します。

それをこれから説明したいと思います。

 

 

 

◆刻印の変遷(1954年頃~1985年頃)

 

 

1910年、パリのカンボン通りにココ・シャネル(ガブリエル・シャネル)が「シャネル モード」という女性用帽子店をオープン。

その後、順調に事業を拡大していき、アクセサリーが登場したのは1920年前後と言われています。

ちなみに、1921年~1939年までのアクセサリーには刻印は一切ないという話です。

 

1939年に第二次世界大戦の影響で全ての店舗を閉鎖。

1954年にようやく再開することになったのですが、この頃のほとんどのアクセサリーにも刻印はなく、ごく一部のアイテムにのみシンプルな「CHANEL」や上段に「CHANEL」下段に「★★★」という刻印が入っていたものがあるようです。

 

 

1971年、ココ・シャネル亡き後に製造されたアクセサリーには初めてココマークが入るようになり、著作権表示の「©」(マルシー)や登録商標マークの「®」(アールマーク)、また「MADE IN FRANCE」の刻印も入るようになりました。

 

1971年~1980年頃の刻印

「©」(マルシー)に「CHANEL」というタイプも登場

 

 

1980年代に入ると、「MADE IN FRANCE」の部分に製造年が入ったものや、楕円形のプレートのものが登場します。

 

 

 

◆ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ 時代(1986年~1994年)

 

 

1986年、シャネルのジュエリー部門のデザイナーに就任したヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ。彼女がデザインしたアクセサリーには特殊な刻印が刻まれています。

 

23=1988年 25=1990年 26=1991年 28=1993年

 

ヴィクトワールがデザインしたアクセサリーにはココマークを挟む形で21~29までの刻印が入っており、それらを表す年代は下記となります。

同時期に作られた別のデザイナーの作品には数字が入っていないため、正確な年代が分からないようです。

 

・ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ デザイン刻印

 

刻印 年代
21 1986年
22 1987年
23 1988年
24 1989年
25 1990年
26 1991年
27 1992年
28 1993年
29 1994年

番号なし

(ヴィクトワール以外のデザインアイテム)

1986年~1994年

 

 



◆1993年~現在




ヴィクトワール時代と少々かぶるのですが、1993年から現在(2024年現在)までのアクセサリーには、ココマークを挟むように数字とアルファベットが記載されるようになりました。

 

数字はそのまま年数だというのが分かると思いますが、アルファベットは一体何を表しているのでしょうか?それを説明したいと思います。

 

・シャネル 刻印 アルファベットの意味

 

刻印 意味
V 定番モデル
P (printemps) スプリングコレクション(2月~3月)
T (transition) 春夏コレクション
S (summer) ハイサマーコレクション(4月~6月)
A (autumn) 秋コレクション(7月~8月)
B (fall/winter) 秋冬コレクション(9月~10月)
K (fall/winter) 秋冬コレクション(11月~12月)
W(winter) 冬コレクション
C (cruise) クルーズコレクション(12月~1月)
 

 

このように、アルファベットは定番モデル、

もしくは各コレクションモデルを意味しているのでした。

 

 

96P=1996年 スプリングコレクション 08C=2008年 クルーズコレクション

 

また、2000年代に入ると「MADE IN ITALY」刻印のアイテムが登場し、刻印もレーザーでマーキング加工されたものが増えてきました。

 

MADE IN ITALY刻印(レーザー マーキング加工)

 

 

さらに、2010年からは既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、全てではないですが数字の前にもアルファベットが付くようになりました。

そのアルファベットの意味も紹介します。

 

・シャネル アクセサリーの2010年以降に加わったアルファベットの意味

 

製造年の数字の左側のアルファベット 製造年
D 2010年~2024年
B 2010年~2024年
C 2011年~2024年
A 2011年~2024年
P 2012年~2022年
F 2012年~2024年
E 2013年~2014年
G 2017年~2023年
I

2019年~2020年

2022年~2024年

L 2020年~2024年
 

*2024年5月現在の情報です。

随時更新しております。

 

上記の表と照らし合わせてみると、下記の意味があることが分かりました。

 

B19C=2019年に製造されたクルーズコレクション A18V=2018年に製造された定番ライン B18S=2018年に製造されたハイサマーコレクション

 

よって、例えばL19C(L=2020年~)というものはこの世には存在しない事になりますので、

頭のアルファベットと数字の関係性が正しくないのは偽物の可能性が高いという事になりますね。

気になる方はご自分のアクセサリーを確かめてみてはいかがでしょうか?

 

 

◆シャネル 刻印についてのまとめ

 


いかがでしたか?

シャネルの刻印について簡単ではありますがまとめさせて頂きました。

あくまでも公式に発表されているものではございませんので、参考程度に頭の片隅に入れておいて頂ければ幸いです。

 

・刻印がないタイプもある

・文字だけで数字がないタイプもある

ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ時代のものは20番代の数字

・アルファベットの意味はコレクションや定番モデル

・MADE IN ITALY刻印もある

 

また、上記でも説明させていただいたとおり、そもそも刻印がないタイプというのも実在しますし、ピアスなどの小さなアイテムには刻印を入れる場所がないという理由で初めからついていない場合もあります。

また、使っているうちに刻印プレートが外れてしまったというケースもありますので、中古で購入する際に刻印が有る無いだけで真贋を判断するのは早計です。

むしろとても希少なヴィンテージ品かもしれませんよ。(*^^*)

 

 

ヴィンテージ ブランドショップ SiSSY.Japon(シシィ・ジャポン)では、シャネルの販売・買取に力を入れております。

全て経験豊富なスタッフがしっかりと鑑定しておりますので、安心してお買い物を楽しんで下さい。

また、使わなくなったシャネルのアイテムは是非当店にお持ちより頂ければと思います。

その際は買取、または委託販売の提案をさせていただきますので何卒よろしくお願い致します。


↓↓↓↓↓
シシィ・ジャポンのCHANEL 新着アクセサリーはこちらから

 

 

ブランドショップSiSSY.Japon
東京都国立市中1-16-20
042-843-0741
営業時間 11:00-17:00
定休日 日曜日